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あるがままの心

「鳥が心を羽ばたく 心の鳥を 空へ」三

振り返る――
――あの時を

愛されていると無邪気に信じていた
でも心のどこかで「そんなことない」て気づいていた

大切にされない思い出は
心に暗い影を投げかける

こんな記憶を背負って生きていくことくらいなんでもないと思っていた
でも抱えたものは思っていたよりも重かった

傷つけた言葉を今でも覚えている
傷つけられた心は癒えることはない

否定された想いを今でも認められない
そして砕かれた自分は大事にしたいと思えない

努力は自分なんかのためじゃなかった 誰かに認められたかった
それでもできないことはある できる時があればできない時もあった

それを責められた できない自分の在り方を
褒めてもらえなかった 自分よりもできる人が認められた
受け入れてもらえなかった もう頑張ることをやめていた

頑張ることが苦しくてしかたがなかった
本当はありのままを許して欲しかった

正しさや過ち 自分と生きる意味
未だに分からないまま積み重なっていく

愛してほしい
ここに生きている自分と そして過去も含めて 認めて欲しい

誰かを捜している

望みを捨てられなかったから
捨てられるわけがなかったから

手を伸ばすもの
それを諦めることなんてできない

生まれ変わってもう一度人生をやり直すことも
全てをなかったことにも できないけど

せめて――と願う
その中に手の届くものがあることを

あの時
僕は君に出会った

その出逢いを求めていたのは
僕かな 君かな

求める出逢いがあるなら
出会える望みだってあるなら

傷ついて 泣いていた
儚い光にさえも 照らせるものはあっただろうか

夢は終わったわけじゃない
希望をなくしたわけじゃない

受け入れてくれる人
優しくしてくれる人
暖かい言葉をかけてくれる人

みんな 光
大切にした輝き

確かに受け取る想いが
その触れられた温もりが
この心を生かしている

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  1. 2014/09/06(土) 16:38:26|
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