あるがままの心

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権利を探して 17

―その街は再び静まり還っていた…
かつて―立ち上がれと呼びかけた人の姿は―そこにはない

いつしか見えなくなっていた
何処に行ってしまったのだろうか

様々な憶測が飛び交った
死んだという噂や投獄されたという推測もあったが誰も真実を知らなかった

世界には忙しさが洪水のように溢れ
社会から見捨てられる恐怖が競争となって現れる

あの声に心の何処かで
足を止めた人も―やがて忘れていくだろう

日常は全てを飲み込み
だんだんとある声は小さくなっていった

しかし全ては疑問を持つその瞬間からある日突然始まるかもしれない
かつて立ち上がれ―と呼びかける彼の人の姿を見ていた青年がそこにいた

彼の人の心は青年の中で生きていくことだろう
そしてその心はまた別の誰かに受け継がれていくことだろう

青年は多くの人に出会い
そして彼らと語り合ってきた

そうして多くの人が抱える葛藤を知った
生きていく中に秘められた想いを知った
それは社会が生み出す問題であることに気づいた

この街の歪みを

孤立が生み出す虐待を
孤独が生み出す自殺を
暴力が生み出すいじめを
能力で切り捨てる社会を

知らなかった…
彼は愕然とする…

こんなにもこの社会には問題があったのか…

見ないふりは簡単だが
それでも気づいてしまったなら
一体自分に何ができるというのか

答えの出ない問いを抱えて
青年は旅をしていく

かつての人が求めた理想は何処にあるのか
誰も知らない旅は続く

そんなある時
とある女性に彼は出逢う

彼女の夢は世界が平和になることだった
夢を語ると皆が嗤う
誰もが信じなかった

誰もが自分は無力な個人に過ぎず
世界に対してできることは何もないと諦めていた

彼女は彼に内に秘めた話を物語る
それは国を飛び出して世界へと旅だった話

それは―夢との出会いだった




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  1. 2014/08/03(日) 14:59:03|
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