あるがままの心

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権利を探して 12

利益という富が何よりも人生を豊かにするという価値観が世界を変えた
それは資本主義という名の怪物
人々の心に巣くい金の奴隷となるように囁く
金によって踊らされ―社会は争いで満ちていく

一部は利権を貪り
大多数が貧困に喘ぐ

明日は我が身の人々は他人のことなど構う余裕がない
彼らは自分の命のを護るだけで精一杯なのだから

生きるだけでどうしてこんなにも貧しくなっていくのか
豊かさを求めているはずなのに失っていくばかりなのはどうしてなのか

次第の自分のことだけで周りのことに関心を殺がれていく…
自分には何も関係がないと思うようになる

―全ては個人の責任である―

ある人はその言葉を耳にして怒りを顕わにした

「自分だけでどうしろと言うのか」
―どうにもならないからこそ…苦しんでいるというのに…

現実を顧みない理想に腹が立ったからだった

言葉にするだけなら誰にだってできる
どうやって現実にするかが問題だ

いつしか「このままでもなんとかなる」と現状に慣れてしまう
いつか誰かがなんとかしてくれるという幻想を抱くもの

そしてその「いつか」はやってこない
そしてその「誰か」もまた現れない

それは怠惰に似た諦めであり
むしろ失望を伴う倦怠感のように慢性的に社会を覆っていた

誰かを望んでいた―変えてくれる誰かを
変えて欲しい―誰かに―でも誰に―だろうか…

それは善し悪しでは語れない
正義不正義の枠では収まらない
正しい間違いという問題ではない

懸命に生きる人々を部品のように使い捨てる組織
そして能力で人間の価値が決まってしまう社会
権利を求めて支配を野望する国々
そして紛争と戦争―差別と搾取が蔓延る世界

この社会に生きていて納得できるのか
これが果たして幸せな国なのか
この世界に生きていて―あなたは希望が持てるのか

誰もが当たり前だと思っている
だからこそ問いかけたい
そうじゃないのだと
疑問を持った人は高らかに言う

それは偽装されたに過ぎないのだから
少数の人が国を動かすために
多数はその行く先すら知らないうちに事は為される

自分だけでは世界は微動さえしない
だが声を上げることで
動き出す何かがあるはずだ

信じたものを自分の「世界」と呼ぶなら
想像力で世界は変えられるはずだ

少なくても彼はそう信じていた

諦めた瞳はその澄んだ瞳に問いかけた

どうして君はそこまで強く進むことができるのか―と
恐くないのか 自分を無力に感じないのか

彼は笑う

「恐いに決まっているし
 無力なのも当然さ
 それでも―前に進むんだよ」

――どうしてかって?

―信じているからに決まっているじゃないか

――何を?

―自分を

―いや…そうじゃないな
もっと大きいもの
―世界かな









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  1. 2014/07/29(火) 09:53:08|
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