あるがままの心

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権利を探して 2

その街はまるで息を殺すように静かに佇んでいる

その静けさに人の営みが垣間見えることはない

誰もが扉を固く閉ざし―姿を見せまいとしているかのようだ

怯えたように 何かから目を瞑るように

何かが―おかしい…

この静けさは
望んでそうなったのか―人々の意志なのか
それとも何かによって強いられているの―せざるを得ない何かがあるのか

―いつからいたのか…
独りの青年が―まるでこの街に生きるたった一人であるかのように
立ち尽くしている

彼は空に向かって呟いた
呟きは声になって閉ざされた戸を叩き
その奥にいる誰かへ響かせる詩となる

この町はおかしい―何故誰も声を上げないんだ…
この社会はおかしい―こんな社会にしたのは誰なんだ…
この世界はおかしい―この世界で何が起こっているのか…

何故誰も知ろうとしないのか
扉の奥に生活を押し込んで何が変わるというのか

そんな思いで紡がれたこの声によって何が変わるのかは分からない
それでも彼は何かが変わることを待ち続けるよりも自ら動き出すことを選んだ

この世界の不条理の全てに対する彼の表明であり
そうせずにはいられない心の叫びだった
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  1. 2014/07/18(金) 09:27:03|
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